スマホのゲームアプリ・実用アプリの作り方をプログラム未経験者の方にも分かりやすく解説します。

1日でスマホゲームアプリを制作してリリースするまでにやったことの全て

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このブログの入門動画用として1日で制作したゲーム「スライディングスライム」のAppstore審査が無事に通過したので本日2014年11月11日にiOS版/Android版を同時に正式リリースしました。

■スライディングスライム

AppStore : https://itunes.apple.com/jp/app/sliding-slime/id931952228?l=ja&ls=1&mt=8
GooglePlay : https://play.google.com/store/apps/details?id=net.asobie.slidingslime

今回はこのゲームアプリの企画制作からリリースまでにやった以下の作業についてまとめたいと思います。

 

  1. 企画
  2. 制作
  3. チューニング
  4. 広告設置
  5. デバッグ
  6. ストア登録
  7. リリース準備
  8. リリース


 1. 企画

まず最初は企画です。

今回リリースしたスライディングスライムは、このブログのコンテンツの1つとして「入門者向けに超簡単なアクションゲーム制作方法の動画を作る」という方針が先にあり、それに合わせてアイデアを考えて行く形で生まれました。

 

  • 入門者用だからスクロールなしの1画面で
  • 攻撃とかジャンプとかすると複雑になるからそれもなしで
  • なるべく動作作らないで良いようにシンプルなキャラに
  • 操作は画面タップで左右に動くだけ

 

方針ありきだったので以上のような制約が自然に生まれ、結果、「上から落ちてくるブロックをひたすら避けるゲーム」という企画になりました。

普通はここからさらに企画詳細を詰めたりもするのですが、今回の企画はあくまでも入門動画の作成が目的。とりあえず作ってみよう!ということで実制作に入りました。


2. 制作

今回ゲーム制作に使用したツールは「インディゲームクリエイター」です。

この「インディゲームクリエイター」は、プログラミングの知識が一切不要で、クリック操作だけでだれでも簡単にゲームが作れるという神ソフトです。詳しくは前回の記事にまとめてありますので以下にリンクを貼っておきます。


プログラミング不要で誰でも簡単にスマホアプリが作れる【インディゲームクリエイター】というソフトが凄い! - 最速!!ノンプログラマのためのアプリ開発超入門

さて、実制作。今回は企画を詳細まで詰めていなかったので、先ほど挙げた制約を意識しつつ、作りながら考えていきました。

<シンプルなキャラで行くという制約>

→ ただの円をキャラに見立てて設置。寂しいので顔付ける。何となくしっくり来ない。

→ スライムとかいいんジャマイカ?とピンとくる。

→ ノリと勢いでスライムにしてみる。クオリティは低いが何となくいい味になった。

→ 動かしてみたところアクションさせないでもほとんど違和感がないことが判明。

→ よし!こいつは使える!手間かけずに済んだ!ラッキー!!w

といった感じで連想ゲームみたいなことやってるうちにキャラが完成。

次はゲームのメイン部分。「上から落ちてくるものを避ける」。とりあえずただの四角形をブロックに見立てたところ、スライムのテイストとの対比が何か素敵な感じ。よし、これでおk!と一瞬で決定!

...べ、別にめんどくさかったからじゃないんだからね!

「スライムのキャラ」と「上から落ちてくる無機質なブロック」とができたことで何となく独特の「雰囲気」が生まれたので、これを生かして『世界観』にしようと考える。

無表情のスライムが無機質なブロックをただ無心で避け続ける」

何か禅の世界っぽい。(・∀・)イイ!!

 

禅は世界のZEN。クールでスタイリッシュでセレブに人気だ!(謎)
良し!スタイリッシュでいこう!ZENスタイルだ!!

と、謎の思考を瞬時に巡らせ、とりあえずクールなBGMをつけてみる。(・∀・)イイ!!
ちょっと寂しかったので、背景におされっぽいグラデを適用。(・∀・)イイ!!
さらにステージごとに背景の色調を変更してみる。(・∀・)イイ!!

 

といった感じで、終始連想ゲームみたいなことやってるうちにゲーム完成。
ここまで約1時間くらい。我ながら驚きの早さ(自画自賛)そして驚きの痛さ(白目)


ちなみに前回記事にもありますが、一応以下にも今回作ったゲームの制作方法の解説を貼っておきます。なお、以下の動画は初回制作時ではなく講座用に取り直して編集したものです。...ぶっちゃけ、ゲーム制作よりこっちの動画制作の方が何倍もしんどかったよ...ママン。

 

 

3. チューニング 

ゲームが完成したところで改めて遊んでみると、入門動画用として短時間で制作したわりにはゲームとして悪くない、いや、むしろ結構イケてる部類ではと感じる。

作った直後だし、錯覚してしまうこともあるので友達に何人かに試してもらったところ意外にも全員「面白い」との評価。ウハハハハ!俺様は天才だ!

せっかく評価も良いのでリリースしよう!となり、最低限ゲームアプリとしてリリースできるレベルにまでチューニングすることにしました。

今回はモノが非常にシンプルなのでチューニングもほんのちょっと。

 

  • 難易度の調整
  • 演出の追加
  • スタート画面作成
  • ランキング設置

 

くらいです。

なお、この中では「ランキング設置」だけが少々勝手が違うので、以下にひとまずおおよその手順だけまとめておきます。
 

インディゲームクリエイターにおけるランキング設置手順

  • Provisioning Portalにて発行したアプリをiTunes Connectに追加
  • iTunes Connectのアプリ詳細画面にてGame Centerの項目から、新しいLeaderboardを作成する(このときLeaderboard IDを入力が求められ後ほど使用するので覚えておく)
  • インディゲームクリエイターで作ったゲームの全てのフレームにGame Centerオブジェクトを配置
  • LeaderboardオブジェクトをLeaderboardを表示したいフレームに配置する
  • GameOverになったタイミングでLeaderboardオブジェクトのsend scoreアクションを利用してAppleにスコアを送信(ハイスコアじゃなくても毎回送信する)
  • ランキングボタンをタップした時のアクションとしてDisplay default Leaderbordアクションを呼び出す(これでLeaderboardが画面に表示される
  • iTunes ConnectからGame Centerのテスト用アカウントを作成
  • TestFlightを利用してアプリを配信、テスト用アカウントでGame Centerにログインし、Leaderboardが正しく動作しているか確認
     

4. 広告設置

さて、せっかくリリースするなら広告も入れないと勿体ない、ということで一応広告も設置することにしました。

こちらも以下にひとまず大枠だけまとめておきます。

 

iOS

  • インディゲームクリエイターで作成したアプリケーションのプロパティからiOSオプションを選択しEnable iADにチェックを入れる
  • 広告を表示させたいフレームにiOSオブジェクトを配置
  • 広告を表示したいタイミングでEnable/Disable iADアクションを呼ぶ(0で非表示、1で表示)
    ※ フレーム開始時に広告が勝手に表示されてしまうのでフレームごとに毎回広告を非表示する必要あり
  • iTunes ConnectにてiAD Networkに登録
  • Contract Infoから会社情報を入力
  • 収益を受け取るための銀行口座を登録
  • あとはアプリをリリースすれば広告が表示される(iADはAppleの広告サービスのため他広告と違ってIDなどをアプリに設定する必要はない)


Android  

  • AdMobに登録
  • AdMob管理画面にてアプリを手動登録
  • (手動登録ではアプリとの紐付けがされないのでアプリ公開後しっかり紐付ける)
  • iOS用に作成していたゲームのアプリケーションファイル(.mfa)を複製しAndroid版を作成
  • アプリケーションのプロパティからビルドの種類を「Android / OUYA applicaton (.apk)」に変更
  • 広告が必要なフレームにAdMobオブジェクトを配置
  • AdMobオブジェクトのプロパティにAdMob Idという項目があるので、AdMob管理画面にて作成したAdMob広告ユニットのIDを貼り付ける
  • iAdの広告を画面に表示していたイベントをAdMobオブジェクトを利用するように修正

     

 

5. デバッグ

チューニングから広告設置まで終わったところで簡単にデバッグ。一通り自分の持ってる端末でチェックしたところ、特に問題なし。ホッと一息です。

デバッグにはTestflightを利用。ちょうど最近Apple公式のTestflightのサービスが開始されたことで、今まではtestflightapp.comにアクセスが必要だったところが、iTunesConnectからアプリを直接配信できるようになったので少し便利になりました。

なお、多数の端末チェックは、今回はノリと勢いで作っただけのゲームということで割愛することにしました。

Androidoの全端末チェックとかマジ発狂レベルなので...

あと、デバッグと称して会社が糞忙しい中LV5をクリアしようとムキになって2時間プレイしていたことは内緒ですw


6. ストア登録

デバッグも終わったのでいよいよストア登録!


審査があるのでまずApp Storeから開始します。

インディゲームクリエイターを使っているからと言っても難しいことは何もありません。エクスポータで書き出したあとは普通のアプリの審査登録と同じです。

登録にあたっては、ディベロッパー登録など間違えると大変なことが多いので解説サイトなど見ながら丁寧に。情報が古いと間違いの元なので参考にするサイトは都度探した方が良いです。

ストア登録にはアイコン画像、スクリーンショットや説明文の作成が必要なのでそちらも準備します。複数の解像度の画像必要なので少々面倒くさいように思えますが、例えばアイコンなどは1024 x 1024の画像を用意し、それを縮小していけば良いだけなのでそこまで手間というワケでもありません。

一通り入力したらいよいよ審査登録!
一発通過を願って祈願の舞を踊りましょう ←ここ大事

審査にかけたらGoogle Playでも登録します。若干の違いはありますが、ほとんど同じような作業なので勢いでやってしまいます。

Google Playでは審査がないため登録したらすぐにリリースも可能ですが、今回は同時にリリースしたいのでまだ公開はしないでおきます。


7. リリース準備

App Store審査待ちの間にリリースの準備をします。

今回はせっかくなので「プレスリリース」も送ってみることにしたので、リリース文章を作成し、リリース当日にアプリ紹介サイトに送信する準備をします。アプリ紹介サイトごとに若干フォーマットが異なるので少々面倒ですが、DL数を伸ばすにはアプリ紹介サイトで紹介してもらえると凄く大きいので、ここは頑張ってコツコツと準備します。

アプリ紹介サイトはうまく掲載されれば大きいですが、他のリリースとの兼ね合いなど時の運の要素があるので、「当たればラッキー」くらいの心持ちで他の仕掛けもします。

新着時のDlは新着ランキングの関係で非常に重要。よって、初期のわずかなDLもバカに出来ないためfacebook,twitterなどの投稿の準備もします。

…なお、友達などにも直接根回しすると良いらしいが、友達は少なかった模様。(´・ω・`)

予算などがあればリリースに合わせて広告の手配などもありますが、今回はこれにてリリース準備も終了。

あとはAppstoreの審査が無事に通るよう、毎日お祈りをかかさずに待つだけです。


8.リリース

祈りが通じたのでしょうか!?奇跡的にAppstore審査が一発で通過しました!最終確認していよいよ公開設定です!( ゜∀゜)ヒャッハー!!

といってもリリース時にやることはそんなにありません。先述の通り予め準備しておいたプレスリリースの送信やソーシャル発信など粛々とこなします。

予め準備さえしておけばやることがほとんどないので少々落ち着かない気分に。

 

まだ始めたばかりなのでアクセスがほとんどないですが、もしかしたらどこかで紹介されるかもしれないですし、とりあえず役に立つ記事になりそうなのでブログにも書くことにしました。←今ココ


まとめ

今回の記事を見れば一目瞭然。そう、インディゲームクリエイターなら、ちゃんとリリースできるゲーム制作が簡単にできます。しかも圧倒的に早く!です。

ぶっちゃけ、リリース関係の方が遥かに面倒ですが、ディベロッパー登録は一度だけだし、ストア登録も慣れてしまえば簡単。リリース準備はそれなりに大変ですが、自分の作品を世の中に送り出すと思えばどうってことのないただの作業に過ぎません。

文章だけ見れば大量の手間があって大変そうに見えるかも知れませんが、企画制作からリリースまで全部合わせて今回のトータル実作業時間はたぶん24時間いかないくらい。

たったそれだけの時間で自分のオリジナルのスマホアプリをiOS/Android両対応で世の中に送り出せるという事実。

面白いと思いませんか?



最後に。

今回のゲーム「スライディングスライム」は入門用動画のために短時間で作ったものですが、思いの外ゲーム性が良かったのでリリースすることになりました。

ゲーム制作においては、企画を前もってきっちりと定めるよりも、実際に作りながら考えて行くことで、時に制作者本人も思いもよらない面白さに辿り着くことがあります。そうした時は、その面白さを育ててやればいい。

「ゲームはアイデアが命」

今回、その意味を改めて深く感じました。

ゲーム作り。一歩を踏み出せば案外簡単で、本当に楽しいです。興味のある人はぜひ試してみてください!


PS.
繰り返しですが、前回記事で5本のアプリの作り方を一挙公開しているので、興味のある方はこちらからどうぞ。

あと、やっぱり「百聞は一見に如かず」。
ぜひ面倒くさがらずにアプリそのものをDLしてプレイしてみてもらえれば幸いです。

 

■ スライディングスライム

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プログラミング不要で誰でも簡単にスマホアプリが作れる【インディゲームクリエイター】というソフトが凄い!

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今日は表題の通り、プログラミング不要で誰でも簡単にスマホアプリが作れる【インディゲームクリエイター】というソフトをご紹介いたします。


1.インディゲームクリエイターとは?

インディゲームクリエイターは、フランスのClickteam社が開発・販売しているゲーム制作用のWindowsソフトウェアです。

インディゲームクリエイターは、同社が1994年に発売したKlik&Playから続くシリーズソフトの最新作で、ゲーム制作ツールとして約20年もの歴史を持っています。

その最大の特長は「プログラミングの知識を必要とせずマウス操作だけで本格的なゲームが制作できる」こと。

本来、本格的なゲーム制作をしようとするとかなり高度なプログラミングの知識が必要となりますが、それが一切不要で、誰でもゲーム制作ができてしまうという画期的なソフトです。

作れるゲームも、2Dであれば、アクション、シューティング、パズル、アドベンチャー、ロールプレイング、シミュレーションなどほとんどのジャンルをカバーしており、シリーズ累計20億DL(※2014年11月)を超える世界的大ヒットアプリ「Angry Birds」でも使われている物理エンジンなどもサポートしています。

さらには、ゲームだけでなく、スクリーンセイバー、プレゼン用ムービー、DTM音源シミュレータ、簡単な業務用アプリケーションや診断ソフトなどの実用ツール等も制作可能であり、もはや単なるゲーム制作ツールの域を超えているとの声もあります。


2.ストアに公開できるスマホアプリも制作可能!

インディゲームクリエイターが多種多様なジャンルのゲームから実用ツールまで制作できることは先述の通りですが、なんと、制作したソフトは、エクスポータというプラグインのようなものを用いることで、一瞬でスマホアプリに変換できてしまいます。

もちろん、制作したアプリは、ちゃんとストアで公開可能!

有料アプリとして販売するのはもちろん、同じくエクスポータで広告を付けたり課金システムを導入したりすることで「フリー戦略」を用いた収益化も狙うことができます。

また、エクスポータはiOSとAndroidそれぞれ用意されているので、一度の制作で、同時に二つの市場でアプリをリリースできるのも非常に嬉しいところです!

さらに、インディゲームクリエイターでは、標準でWindows用ソフトウェアとしての書き出しがサポートされているので、制作したソフトをパッケージ販売、DL販売、同人販売などで販売することも可能。つまり、スマホアプリ含めたマルチプラットフォーム開発も可能です。

世界的に爆発的な成長を遂げているスマホアプリ市場にアプリを投入できることの意味も大きいですが、昨今では同人アプリからヒットにつながった事例が増えていたり、「Steam」というPCゲームのDL販売プラットフォームが世界的に成長していたりなど、様々な形で個人クリエイターにチャンスが広がってきているので、それらもカバーできるのも非常に大きな魅力と言えます。



3.学習も制作も容易!

さて、ここまででインディゲームクリエイターのポテンシャルは十分に感じて頂けたと思いますが、どんなに素晴らしい機能が備わったソフトであろうとも、学習と制作が非常に困難では意味がありませんよね。

ご安心ください。インディゲームクリエイターは、学習も制作も、びっくりする程簡単です!!

もちろん、高度なゲームや実用アプリを制作しようとすれば、それなりに学習にも制作にも時間がかかります。しかし、今ヒットしているアプリの中には、お世辞にもクオリティの高くないシンプルなアプリが多いのも事実。つまり、クオリティはさほど問われていないのが現状ですが、そのレベルに到達するだけならば、学習も制作も、本当にあっという間に済んでしまいます。

論より証拠。以下に、私が実際にインディゲームクリエイターを使用して、4種類のゲームと1種類の実用アプリを短時間で制作し、操作のすべてを解説した動画を上げてみました。










いかがでしょうか?

もしかしたら多少わかりづらい箇所があったかも知れませんが、思ったより簡単そうだと思いませんでしたか。

もちろん、ここまで自在にインディゲームクリエイターを使いこなせるようになるまでには相応に学習時間が必要です。しかし、あなたの目的が「高度なアプリを制作すること」ではなく「スマホアプリをリリースすること」であるならば、こちらの動画だけでもその目的はほぼ達成可能です。

そう、こちらの動画で説明している手順をそっくりそのまま真似して、中身だけオリジナルにアレンジすれば、それはもはやどこに出しても恥ずかしくない立派なオリジナルのスマホアプリとなるからです。

なお、動画で解説している内容の著作権は放棄していませんが、コンテンツ部分をしっかりとあなたのオリジナルにして頂けるのであれば、ご自由に参考にして頂いて構いません。

ちなみに、4番目と5番目の動画で制作したアプリは現在Appstoreに審査をかけているところですが、これが意味することは、本当に「動画で解説した内容だけでアプリを制作してリリース可能」だということです。

繰り返しになりますが、本来、アプリを開発してリリースするとなると、かなり高度なプログラミングの知識が必要であり、制作期間もそれなりにかかるものです。しかし、今回ご紹介した方法では、それら一切をかっ飛ばしていきなりアプリを開発・リリースできてしまうというわけですが、これ、サラッと書いてますが、じつは何気に本当に凄いことなんです。どれ程かというと「頑張ってアプリを作ってきたプログラマ涙目」だと言えば少しは想像できるのではないでしょうか。


4.実際にインディゲームクリエイターを始めるには?

さて、「善は急げ」ということで、実際にインディゲームクリエイターでスマホアプリ開発を始めるとしたら、何が必要でしょうか?ずばり、必要なものは以下の通りです。

  • Windows PC(※MacにWindowsをインストールしたものでもOK)
  • Mac(※iOSアプリをリリースする場合のみ必要)
  • インディゲームクリエイター
  • iOSエクスポータ及びAndroidエクスポータのうちいずれか、または両方
  • スマートフォン(※iPod,iPad,Androidタブレットなども可)

人によっては少し敷居が高く感じられるとは思いますが、例えばMacとiOSデバイスを持っていない人でも「書き出しとテストとAppstoreでのリリースの時だけ誰かに借りるか協力してもらう」「オークションで安い中古を買う」「ひとまずAndroidだけで始めてみる」などによって初期コストを抑えることができるので、この手のツールとしてはかなり始めやすい方だと思います。

ちなみに公式サイトにおけるDL販売での価格は、「インディゲームクリエイターとiOSエクスポータのセット」が14,386円、「Androidエクスポータ単体」が8,743円(※2014年11月1日現在)ですが、「無料体験版」が無期限で使用可能なので、まずはそちらから試してみることをお勧めいたします。


インディゲームクリエイター Clickteam Fusion 2.5 無料版|Clickteam 公式サイト


5.インディゲームクリエイターをさらに学習するには?

今回ご紹介した動画の内容だけでもある程度のアプリは制作できてしまいますが、インディゲームクリエイターでもっと色々な種類のアプリを作ってみたいと言う場合にはどうしたら良いでしょうか?そう、学習ですね。

もちろんインディゲームクリエイターを学習するのも簡単です!…と、言いたいところですが、じつはインディゲームクリエイターの唯一最大の欠点は「日本語の学習コンテンツがほとんど存在しない」ということです。そう、これだけ素晴らしいソフトが今までほとんど無名だったのは、じつはそのせいなのです。

では、どうやって学習すれば良いのか?海外サイトを自力で探して英語で学ぶしかないのか?

本来その通りですが、ご安心ください。

これからこのブログで、同じように動画を使って様々なアプリの作り方やテクニックを解説して行きたいと思いますので!

ということで、興味のある方はこれからの更新に是非お付き合いください。

これからもよろしくお願いいたします!

プログラム未経験者が1日でストア公開可能なiOS/Andoroidゲームアプリを開発する方法

f:id:appmon:20141027201454j:plain出典:flickr.com



あなたはゲームアプリを作ってみたいと思ったことはありませんか?



世界中で爆発的な普及を続けるスマートフォンとタブレット。


それによって突然生まれたアプリという巨大な市場。
中でも断トツ人気なのはやっぱりゲーム。


今、そんなゲームアプリを個人で開発してヒットさせ、
何百万円、何千万円、中には何億円と稼いでいる人達がいるのはご存知でしょうか。


まさに現代のフロンティア、あるいはゴールドラッシュ。
単純なゲーム一本で巨万の富を得る、現代の成功物語。


実にうらやましい話ですよね。



そんな夢と希望にあふれるゲームアプリ。
実際に個人で開発するとしたら、どうすれば良いでしょうか。



そう、普通は何年ものプログラミングの経験と知識が必要です。
それに加えて、ゲーム作りのための専門知識もたくさんつけなければなりません。


そう聞くと、「何だ、やっぱり世の中甘い話は無いよな…」
と思うかも知れません。


でも、もし、



【プログラミング未経験者】が、たった1日で、
ちゃんとストアに公開できるiOS/Android両対応のゲームアプリを開発する方法



があったらどうでしょうか。



「そんなまさか!?」とあなたは思うかも知れません。


しかし、その方法はなんと、確実に存在しているのです!




論より証拠。


以下の30分の動画では、私が実際にその方法を使って、
わずかな時間でブロック崩しゲームを作成
しています。







いかがでしたか?


もしかしたら何をやっているか分からないという箇所もあったかも知れませんが、
思ったよりは簡単そうだと思いませんでしたか。



上の動画でご紹介した「インディゲームクリエイター」というソフトを使えば、
動画のように、本当にプログラミング知識不要、かつ短時間で、
ちゃんとストアに公開できるiOS/Android両対応のゲームアプリが作れるようになれます。


■ インディゲームクリエイター

PC, iOS ゲーム作成ソフト インディゲームクリエイター Clickteam Fusion 2.5|Clickteam 公式サイト


もちろん、ここまでソフトを自力で自在に使えるようになるには、
早い人でも一ヶ月前後はかかると思います。

でも、ふつう、これくらいのゲームアプリを作ろうとすると、
ゼロからプログラミングを始めた場合、早い人でも数年はかかるのが当たり前です。

つまり、ゲームアプリ開発者になるには
「インディゲームクリエイター」が間違いなく圧倒的に近道というワケです!


ちなみに私は多数のプログラミング言語やゲーム開発ツールを使えますが、
その知識と経験から言えば、


プログラミング未経験者がゼロからスタートして、
ちゃんとストアに公開できるゲームアプリを開発できるようになるのに
「インディゲームクリエイター」以上に早い方法は今のところ無い(※)



と確信しています。


※2014年10月時点。くまなく探したわけではないです( ´_ゝ`)





じつは私は8歳の頃にこの「インディゲームクリエイター
(※当時の名前は「クリック&プレイ」)」と出会い、
それ以来ずっと夢中でゲーム作りを楽しんできました。

私は今、27歳でゲーミフィケーション専門のITベンチャーの社長をやっていますが、
そうなれたのは確実にそのおかげだとしみじみ実感しています。


つまり、いわば「インディゲームクリエイター」は私の人生を変えてくれた恩人なのです。

ですから、どうしても個人的な思入れが強く出てしまいますが、
仮にそれを一切抜きにしたとしても、「インディゲームクリエイター」は
掛け値なしに本当に素晴らしいソフトだと自信を持って断言します。

それは決して贔屓目ではないことは、
以下の理由を見ればお分かり頂けるかと思います。



1. プログラミング知識不要なので誰でも学びやすい



「インディゲームクリエイター」では基本的にプログラミング知識が不要です。
また、ほとんどの操作がクリックだけなので学習も容易です。


もちろん、使いこなせるようになるにはそれなりに時間が必要ですが、
「簡単なゲーム(※リリースできる程度)」を作れるようになるには
そんなに時間はかかりませんし、ホントに難しいことはありません。


そう言われても俄に信じられないとは思いますが、
ご安心ください。


先に言ったように、実際私は8歳から始めたのですが、
そんな子供が難しいソフトを使えるわけないですよね(笑)


つまり、本当にそれくらい簡単だと言うことです。



2. 実際に画面で動くものを作るので理解しやすい



「インディゲームクリエイター」では、
実際に画面を動かしながらゲームを作って行くので、
自分が操作して設定したことの意味を毎回「直感的に理解」することができます。


「直感的に理解」できれば、学習は大いに捗ります。


これ、やってみればわかりますが、ほんと大きいです。


実際、うちのスタッフ何人かにも試してもらいましたが、
「本当にすごく分かりやすい!」と大好評。


もちろん、学習もどんどん進んでいるので間違いないと思います。



3. すぐにそれなりのものを作れるので楽しんで学べる



一般的なプログラミングの学習では
実用的なものを作れるまでになかなか辿り着けませんが、
「インディゲームクリエイター」では、
すぐに「それなりのゲーム」が作れてしまいます。


そしてそれは、それなりにちゃんとゲームとして面白いので
作っている側も自然に楽しくなってきます。


言うまでもなく、楽しめれば時間はあっという間。
気がつけば学習が大いに捗ります。


「好きこそ物の上手なれ」


やっぱり好きなことを楽しんで学べれば、
上達は早いに決まってますよね!



4. iOS/Androidでちゃんとリリースできるゲームアプリが作れる



「インディゲームクリエイター」で作ったゲームは、
正規版と別売りのエクスポータを購入すれば、
なんと、iOS/Androidでちゃんとリリースできます!


「インディゲームクリエイター」初心者が作れるゲームは
正直ファミコン並ですが、ゲームはぶっちゃけアイデアが命。


あなたのアイデア次第ではヒットさせることも決して夢ではありません。


事実、今ヒットしているゲームアプリを見てみれば、
ファミコン並みかそれ以下のものも珍しくありません。


つまり、冗談抜きに「インディゲームクリエイター」だけで
巨大なアプリ市場でヒットを目指せるということです!



5. 頑張ればハイクオリティなゲームも開発できる



「インディゲームクリエイター」の初心者が作れるゲームは
ぶっちゃけファミコン並ですが、じつは上級者になれば話は違います。


「インディゲームクリエイター」は3D系は苦手ですが、
2D系であれば市販のゲームと何ら遜色がないゲームも作れます。


例えば以下のようなソフトです。


■ フリーダムプラネット

Freedom Planet - The Return of '90s Mascot Platformers - YouTube

■ Five Nights at Freddy's

WARNING: SCARIEST GAME IN YEARS | Five Nights at Freddy's - Part 1 - YouTube

■ Silence of the Sleep

Silence of the Sleep - Gameplay Trailer - YouTube


つまり、あなたがもしハイクオリティなゲームのクリエイターになりたいなら、
「インディゲームクリエイター」を学び続けることでそれに確実に近づけるということです。



6. iOS/Android以外の市場にもリリースできる



「インディゲームクリエイター」で作ったゲームは
iOS/Androidだけでなく、他の市場にもリリースが可能です。


具体的には、Windowsのゲームとして、


・パッケージ販売
・同人販売
・DL販売


などが可能です。


「パッケージ販売」はやや敷居が高いですが、
「同人販売」や「DL販売」は個人で簡単に参入できる割に
チャンスが大きくなってきているのでおススメです。


特に「DL販売」では、今、世界で「STEAM」という
PCゲームのDL販売プラットフォームが人気を集めているので、
上手く流れに乗れば大きな利益を得ることも夢ではありません。


また、市場というと少し違いますが、
kickstarterという世界で一番大きなクラウドファンディングサイトで、
「インディゲームクリエイター」で作成中の「Heart Forth, Alicia」というソフトが
23万ドルものお金を集めることに成功している事例



Heart Forth, Alicia by Alonso Martin — Kickstarter


も出ていますので、これから個人クリエイターが
ますますチャンスを掴みやすくなっていくのは間違いないことでしょう。



7. 工夫すればゲームアプリ以外の実用アプリも作れる



「インディゲームクリエイター」では、
じつは、工夫をすれば、ゲームアプリだけでなく、
ちょっとした実用アプリまで作れてしまいます。


しかもそれは、ゲーム的な画面や演出を伴ったものにできるので、
同じような企画のアプリよりもUI/UXが優れたものにできますし、
見栄えもします。


そうすると、ストアで目立ったり、
DLしたユーザーから高評価をもらえたりするので、
ヒットに結びつく確率が高くなります。


ゲーム以外のアプリも十分な巨大市場。
アイデア次第でそれらも作れるのは非常に魅力的ですよね。



8. 楽しんで学んでいるうちに自然に様々なセンスを培える



ゲーム作りはホントに楽しいです。


しかも、楽しんでいるうちに自然に様々なセンスを培えるという
とてつもなく嬉しいおまけ付きです。



アイデア、企画、デザイン、シナリオ、UI/UX、モーション、SE/BGM、演出…


それらの総合芸術であるゲームを作るために試行錯誤を繰り返すことは、
まさにそれらのセンスを育む最適なトレーニング


なのに、まったく苦ではないどころか
むしろ非常に楽しいのですから、まったくお得過ぎですよね(笑)



9. プログラミングのセンスが勝手に身に付く



何を言っているのかわからねーと思うが(ry


先に説明しました通り、「インディゲームクリエイター」では
プログラムの知識が不要なのが最大の売りです。


ですが、「インディゲームクリエイター」を学んでいると、
プログラミングのセンスが勝手に身に付くというおかしな現象が起こります。


どういうことかと言えば、「インディゲームクリエイター」では、
じっさいプログラミングを全く意識しないでいいのですが、
プログラミングセンスが身に付く作業が大量に含まれているため、
じつは非常に良質なプログラミングのトレーニングになっている、というワケです。


ちなみに私は、子供の頃から「インディゲームクリエイター」で遊んでいただけで、
18の頃までまったくプログラムに触れたことはありませんでしたが、
なんと、初めてプログラムを学んだ日のうちに
C言語をほぼ理解できてしまったという体験をしていますが、
これは間違いなく「インディゲームクリエイター」を続けたことで
プログラミングのセンスが勝手に培われていたからだと確信しています。


もちろんこれは何年も続けていたからこそかもしれませんが、
多数の言語をマスターした現役バリバリのプログラマになった今、
確実に言えることは、「インディゲームクリエイター」を学ぶことは、
プログラミングのセンスを身につけるのに最適だということです。


そしてそれは、


・プログラミングにチャレンジしたいと思う人
・プログラミングを学んで挫折した経験がある人
・プログラミングのセンスがなかなか伸びないと悩んでいる人


いずれの人にとっても確実におススメできると信じています。


なお、もしあなたがプログラミングにまったく興味がなかったとしても、
センスを身につけておいて絶対に損はないことも付け加えておきましょう。


今日、世界のほとんどの仕事でITの重要性は高まるばかり。
好むと好まざるとに関わらず、ITとまったくの無関係ではいられないのですから。



10. 体験版が無料かつ無期限で利用可能



ここまでで、「インディゲームクリエイター」を学ぶ意味は、
もう嫌という程お分かり頂けたことでしょう。


そうすると、気になることはあと一つですよね。


そう、マニーです(笑)


「でもお高いんでしょ?」


と聞こえてきそうですが、ご安心ください。


「インディゲームクリエイター」は、
なんと、体験版が無料かつ無期限で利用可能です!


つまり、あなたが「インディゲームクリエイター」を
学ぶのにためらう理由は何一つないというわけです。


ちなみに、作ったゲームを公開して収益化を目指したい場合は
正規版及びエクスポータの購入が必要となりますが、その場合でも必要なお金は
税込14,386円(※正規DL版+iOSエクスポータのセット。2014年10月現在)と、
この手のソフトとしては非常にリーズナブルです。




いかがでしょうか。


これらの理由を見れば明白、「インディゲームクリエイター」は
やはりお世辞抜きに素晴らしいソフトだと言えるでしょう。

しかし、こんな素晴らしい「インディゲームクリエイター」ですが、
1つだけ、しかし致命的な欠点があります。


それは、


日本のユーザーがほとんどいないため、
ソフトを学ぶための日本語WEBコンテンツがほとんど存在しない!



ということです。


そう、こんなに素晴らしいソフトが
今までほとんど無名だったのはそれが理由です。






(´・ω・`)




アプリ市場は世界中でますます急成長しています。


にも関わらず、こんなに素晴らしいソフトが埋もれてしまっている。


しかもそれは、私の今日への運命を切り開いてくれたソフト…。



それに気付いた時、私はとてもいたたまれない気持ちになり、ある決断をしました。


それは、これから私自身がこのソフトの使い方を広めていこうということです。



冗談抜きに私は「インディゲームクリエイター」に人生を救ってもらいました。


そんな「インディゲームクリエイター」に恩返しの気持ちを込めて、
そして、本当に良いものだからみんなに伝えたいという気持ちを込めて。


一日一万回、感謝の正拳突き!!


これからこのブログで動画をふんだんに使いながら
「インディゲームクリエイター」の詳細な解説をして行きたいと思います!



繰り返しますがお世辞や贔屓目抜きに
「インディゲームクリエイター」は本当に素晴らしいソフトです。


しかも、その学習は、他と比べれば圧倒的に短時間で済みます。
いえ、間違いなく【最速】だと断言しましょう!


そして、それをマスターすれば、
iOS/Android両対応のゲームアプリや実用アプリを
短時間でどんどん開発できるようになれるのです。



もし興味があれば、これからの更新に是非お付き合いください。


今後の更新では、同じように動画を用いて、
シューティング、アクション、アドベンチャー、実用アプリなどの作り方、
また、ストアに公開してリリースする方法や、アプリデザインの方法などを
詳しく解説して行きたいと思います。



ということで、これからよろしくお願いいたします!



…ちなみに、思いっきりステマっぽくなりましたが一応無償ステマです(笑)


ある程度売れてくれないと次のVerが出なくなって困るので…(切実)