スマホのゲームアプリ・実用アプリの作り方をプログラム未経験者の方にも分かりやすく解説します。

プログラミング不要で誰でも簡単にスマホアプリが作れる【インディゲームクリエイター】というソフトが凄い!

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今日は表題の通り、プログラミング不要で誰でも簡単にスマホアプリが作れる【インディゲームクリエイター】というソフトをご紹介いたします。


1.インディゲームクリエイターとは?

インディゲームクリエイターは、フランスのClickteam社が開発・販売しているゲーム制作用のWindowsソフトウェアです。

インディゲームクリエイターは、同社が1994年に発売したKlik&Playから続くシリーズソフトの最新作で、ゲーム制作ツールとして約20年もの歴史を持っています。

その最大の特長は「プログラミングの知識を必要とせずマウス操作だけで本格的なゲームが制作できる」こと。

本来、本格的なゲーム制作をしようとするとかなり高度なプログラミングの知識が必要となりますが、それが一切不要で、誰でもゲーム制作ができてしまうという画期的なソフトです。

作れるゲームも、2Dであれば、アクション、シューティング、パズル、アドベンチャー、ロールプレイング、シミュレーションなどほとんどのジャンルをカバーしており、シリーズ累計20億DL(※2014年11月)を超える世界的大ヒットアプリ「Angry Birds」でも使われている物理エンジンなどもサポートしています。

さらには、ゲームだけでなく、スクリーンセイバー、プレゼン用ムービー、DTM音源シミュレータ、簡単な業務用アプリケーションや診断ソフトなどの実用ツール等も制作可能であり、もはや単なるゲーム制作ツールの域を超えているとの声もあります。


2.ストアに公開できるスマホアプリも制作可能!

インディゲームクリエイターが多種多様なジャンルのゲームから実用ツールまで制作できることは先述の通りですが、なんと、制作したソフトは、エクスポータというプラグインのようなものを用いることで、一瞬でスマホアプリに変換できてしまいます。

もちろん、制作したアプリは、ちゃんとストアで公開可能!

有料アプリとして販売するのはもちろん、同じくエクスポータで広告を付けたり課金システムを導入したりすることで「フリー戦略」を用いた収益化も狙うことができます。

また、エクスポータはiOSとAndroidそれぞれ用意されているので、一度の制作で、同時に二つの市場でアプリをリリースできるのも非常に嬉しいところです!

さらに、インディゲームクリエイターでは、標準でWindows用ソフトウェアとしての書き出しがサポートされているので、制作したソフトをパッケージ販売、DL販売、同人販売などで販売することも可能。つまり、スマホアプリ含めたマルチプラットフォーム開発も可能です。

世界的に爆発的な成長を遂げているスマホアプリ市場にアプリを投入できることの意味も大きいですが、昨今では同人アプリからヒットにつながった事例が増えていたり、「Steam」というPCゲームのDL販売プラットフォームが世界的に成長していたりなど、様々な形で個人クリエイターにチャンスが広がってきているので、それらもカバーできるのも非常に大きな魅力と言えます。



3.学習も制作も容易!

さて、ここまででインディゲームクリエイターのポテンシャルは十分に感じて頂けたと思いますが、どんなに素晴らしい機能が備わったソフトであろうとも、学習と制作が非常に困難では意味がありませんよね。

ご安心ください。インディゲームクリエイターは、学習も制作も、びっくりする程簡単です!!

もちろん、高度なゲームや実用アプリを制作しようとすれば、それなりに学習にも制作にも時間がかかります。しかし、今ヒットしているアプリの中には、お世辞にもクオリティの高くないシンプルなアプリが多いのも事実。つまり、クオリティはさほど問われていないのが現状ですが、そのレベルに到達するだけならば、学習も制作も、本当にあっという間に済んでしまいます。

論より証拠。以下に、私が実際にインディゲームクリエイターを使用して、4種類のゲームと1種類の実用アプリを短時間で制作し、操作のすべてを解説した動画を上げてみました。










いかがでしょうか?

もしかしたら多少わかりづらい箇所があったかも知れませんが、思ったより簡単そうだと思いませんでしたか。

もちろん、ここまで自在にインディゲームクリエイターを使いこなせるようになるまでには相応に学習時間が必要です。しかし、あなたの目的が「高度なアプリを制作すること」ではなく「スマホアプリをリリースすること」であるならば、こちらの動画だけでもその目的はほぼ達成可能です。

そう、こちらの動画で説明している手順をそっくりそのまま真似して、中身だけオリジナルにアレンジすれば、それはもはやどこに出しても恥ずかしくない立派なオリジナルのスマホアプリとなるからです。

なお、動画で解説している内容の著作権は放棄していませんが、コンテンツ部分をしっかりとあなたのオリジナルにして頂けるのであれば、ご自由に参考にして頂いて構いません。

ちなみに、4番目と5番目の動画で制作したアプリは現在Appstoreに審査をかけているところですが、これが意味することは、本当に「動画で解説した内容だけでアプリを制作してリリース可能」だということです。

繰り返しになりますが、本来、アプリを開発してリリースするとなると、かなり高度なプログラミングの知識が必要であり、制作期間もそれなりにかかるものです。しかし、今回ご紹介した方法では、それら一切をかっ飛ばしていきなりアプリを開発・リリースできてしまうというわけですが、これ、サラッと書いてますが、じつは何気に本当に凄いことなんです。どれ程かというと「頑張ってアプリを作ってきたプログラマ涙目」だと言えば少しは想像できるのではないでしょうか。


4.実際にインディゲームクリエイターを始めるには?

さて、「善は急げ」ということで、実際にインディゲームクリエイターでスマホアプリ開発を始めるとしたら、何が必要でしょうか?ずばり、必要なものは以下の通りです。

  • Windows PC(※MacにWindowsをインストールしたものでもOK)
  • Mac(※iOSアプリをリリースする場合のみ必要)
  • インディゲームクリエイター
  • iOSエクスポータ及びAndroidエクスポータのうちいずれか、または両方
  • スマートフォン(※iPod,iPad,Androidタブレットなども可)

人によっては少し敷居が高く感じられるとは思いますが、例えばMacとiOSデバイスを持っていない人でも「書き出しとテストとAppstoreでのリリースの時だけ誰かに借りるか協力してもらう」「オークションで安い中古を買う」「ひとまずAndroidだけで始めてみる」などによって初期コストを抑えることができるので、この手のツールとしてはかなり始めやすい方だと思います。

ちなみに公式サイトにおけるDL販売での価格は、「インディゲームクリエイターとiOSエクスポータのセット」が14,386円、「Androidエクスポータ単体」が8,743円(※2014年11月1日現在)ですが、「無料体験版」が無期限で使用可能なので、まずはそちらから試してみることをお勧めいたします。


インディゲームクリエイター Clickteam Fusion 2.5 無料版|Clickteam 公式サイト


5.インディゲームクリエイターをさらに学習するには?

今回ご紹介した動画の内容だけでもある程度のアプリは制作できてしまいますが、インディゲームクリエイターでもっと色々な種類のアプリを作ってみたいと言う場合にはどうしたら良いでしょうか?そう、学習ですね。

もちろんインディゲームクリエイターを学習するのも簡単です!…と、言いたいところですが、じつはインディゲームクリエイターの唯一最大の欠点は「日本語の学習コンテンツがほとんど存在しない」ということです。そう、これだけ素晴らしいソフトが今までほとんど無名だったのは、じつはそのせいなのです。

では、どうやって学習すれば良いのか?海外サイトを自力で探して英語で学ぶしかないのか?

本来その通りですが、ご安心ください。

これからこのブログで、同じように動画を使って様々なアプリの作り方やテクニックを解説して行きたいと思いますので!

ということで、興味のある方はこれからの更新に是非お付き合いください。

これからもよろしくお願いいたします!